保護
チップヒューズ
ワンショットの過電流保護でフォルトを封じ込めるためのデバイス。
これは何ですか?
チップヒューズは小型 SMD デバイスで、内部の金属エレメントが定格を一定時間超えて流れる電流で溶断し、回路を切ります。リセッタブル PTC と異なり、チップヒューズは一度限り — 切れたら交換。高過電流時の応答は PTC よりはるかに速く、短絡フォルト封じ込めに最適な選択肢です。
いつ必要ですか?
- 電源の AC 一次側プライマリ保護。
- 短絡電流が非常に大きくなり得るバッテリパック出力。
- フォルト後はあえてデバイスをサービスから外し技術者に調査させたいクリティカル故障封じ込め。
- コストセンシティブ設計向けの PCB レベル過電流保護(チップヒューズ < ePoly)。
正しい部品の選び方
- 定格電流(In)
- 最大連続電流。最悪通常電流より少なくとも 25% 上を選ぶ。
- 遮断容量(IR)
- ヒューズが安全に遮断できる最大短絡電流。高電圧レールでは特に重要。
- 定格電圧(UR)
- 溶断後にクリアできる最大 DC または AC 電圧。
- 応答タイプ(FF / F / T)
- 極速断(FF)は半導体保護、速断(F)は汎用、低速・タイムラグ(T)は突入耐性。
- パッケージ
- 0402、0603、1206、1210、2410 — 大きいほど定格電流が大きい。
Magnias の提供製品
Magnias のチップヒューズは 0402〜2410 SMD パッケージ、定格 0.5 A〜30 A、速断・タイムラグの両応答に対応。ハロゲンフリーで RoHS 適合。
よくある質問
ヒューズと ePoly はどちらを選ぶ?
ワンショットのフォルト封じ込め(低コスト、高速)ならヒューズ。自動復帰(技術者対応不要)なら ePoly。多層保護として両方使う場合もある — 日常的な過負荷は ePoly、致命的フォルトはヒューズ。
ヒューズはどれくらいの速さで切れる?
ヒューズタイプと過電流倍率による。1 A の速断ヒューズに 5 A 流れれば <10 ms、1.5 A なら 10 秒超かかることも。常にデータシートの I²t 曲線を確認。
ヒューズは間欠的に故障しますか?
します — 定格近辺の繰り返しサイクル疲労でエレメントが弱まる。定格の 75% 超で連続使用しないこと。